ジブリ作品の『耳をすませば』。
2022年には、8月26日にノーカット版で放送されました。
Twitterアカウント
SNSでは、「耳すま 名言」というキーワードで盛り上がりました。
この記事では、そんな『耳すま』こと、『耳をすませば』の名言について特集しています。
『耳をすませば』とは?
1995年に上映された、スタジオジブリのアニメーション映画作品です。
208万人の観客を動員し、高い評価を獲得。

受験を控えた中学生の「月島雫(つきしましずく)」と「天沢聖司(あまさわせいじ)」との出会い。
そして、聖司のバイオリン職人を目指すという夢に感化され、雫も小説を書き始めるという物語。
『耳すま』こと、『耳をすませば』の名言7選!
数々の名言が飛び交う、『耳すま』。
中でも、私がお気に入りで、胸にグッときた名言7個に絞りました。
月島雫

「自分よりずっと頑張ってる奴に、頑張れなんて言えないもん…」
バイオリン職人という夢へまっしぐらの聖司。
それに比べ、自分自身は何の努力できてないから、「頑張れ」と口にする資格がないと、ふさぎ込む雫。
この逆張りで、近年では「頑張ってる人に、『頑張れ』ということは悪いこと?」というフレーズを耳にするようになった気もします。
だけど、日々努力し、選んだ道に突き進んでいる人は本当に眩しくて…
雫の気持ちが痛いほどわかりますね。
「私、背伸びして良かった。自分のこと、前よりも少しわかったから」
聖司のバイオリン職人への夢に触発され、小説を書き始めた雫。
しかしながら、書き始めてみて、苦悩の末に完成させてみて、初めて自分の未熟さを痛感します。
無理だと感じていながらも、チャレンジして形にしたことで、今自分が何をすべきかが見えること。
雫の成長を感じられる名言です。
「私だって、役に立ちたいんだから!」
自転車の後ろに雫を乗せ、坂道で精一杯ペダルをこぐ聖司。
お気に入りの高台で、雫に朝日を見せるため。
だけど、あまりの急斜面に進めなくなった時、雫が後ろから聖司を押すラストシーンです。

聖司の頑張りや輝きに、「頑張れ」すら言えなかった雫。
同じラインに並んで対等な関係になった瞬間、それが表れている気がして本当に感動します。
天草聖司

「お前を乗せて、坂道を登るって決めたんだ!」
先ほどの雫の名言、「私だって、役に立ちたいんだから!」のフリになっているセリフです。
まだ、中学3年生の非力な少年。
だけど、1人の女性の人生を背負い、今後の人生を進んで行くという覚悟。

その決意が透けて見える、素敵な名言ですね。
「本当に才能があるかどうか、やってみなきゃ、わからないもんな」
進学せずに、バイオリン職人を目指す。
そのために、卒業したらイタリアで修行することを、雫に打ち明けた際のセリフ。
若いからチャレンジ精神に溢れることができるのか。
歳を重ねても、このマインドを持ち続けられる人がどれぐらいいるのか。
本当に考えさせられる名言です。
カッコいい。
月島靖也(雫の父)

「自分の信じる通りに、やってごらん。でもな、人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。なにか起きても誰のせいにもできないからね」
高校受験の勉強を中断して、小説を書くことに没頭し出した雫。
そんな娘の姿を目にして、口にしたセリフ。
我が子を信じ切る気持ちと、人生の核と指針を短いフレーズで諭す父の大きさにジーンとします。
バロン(フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵)

「遠い物は大きく、近い物は小さく見えるだけのこと」
物理的に逆のことを言っているのが、おもしろいですね。
深層心理を説明しているからでしょうか。
挑戦する前や、1歩踏み出す前の目標は、まるで高々とそびえ立つ壁に見える。

それが、あと少しで叶うところまで来ると…
その時は自分が大きく成長しているので、乗り越えられるぐらい小さく感じるから、大丈夫。
まるで、そう言われているようで、何歳になっても勇気付けられるバロンの名言です。
観る度に新鮮に感じる『耳をすませば』の名言
中学3年生の進路や、将来の夢への挑戦。
そして、恋愛を描いた『耳すま』こと『耳をすませば』。
だけど、大人になった今でも、観る度に数々の名言から大切なものを思い出させてくれます。
いくつ歳を重ねても、何かに挑戦し続けられている自分でいたいですね。
また、待望のジブリ新作の情報がリリースされました。
下記記事にまとめましたので、是非あわせてご覧ください。
ジブリ【宮崎駿の新作はナウシカ2の噂】君たちはどう生きるかではない?