★重要なお知らせ★
本日2月15日、今シーズンの営業を断念(終了)せざるを得ないと決断いたしました。
オープンをお待ち頂いておりました皆様には大変ご迷惑をお掛けすることとなり、心よりお詫び申し上げます。
本シーズンは暖冬少雪で始まり、ここまで未曾有の気象条件となっております。
当スキー場では開場以来30有余年営業できなかったシーズンは一度もありませんでした。営業開始が遅れたシーズンは何度か経験したものの、開始後は大雪になるパターンも多かったこともあって「我慢して待たなければ」という状況が続きました。
しかし、降りそうな予報に期待しては裏切られを繰り返しながらあっという間にファミリーの方々にとってハイシーズンとなる2月を迎え、はや中旬となっています。
2月に入ってからは強い寒波の襲来予報に大いに期待し、営業規模を縮小してでも1ヶ月超の営業期間を想定しました。しかしながら結果としてはこの地域では雲の流れが薄く積雪につながらず、もうひと降りあればという状況が続くうちに寒波は去り、特に12日以降は途中暖かい雨が降ったこともあって予想以上に融雪が進行しました。
本日15日も気温は9℃まで上昇、昨日と今日は異常な早さで雪解けが進みゲレンデの風景が一変することとなっています。地温が下がっていないことや積雪が層にならず一気に積もった雪であったことから減る速さも予想をはるかに超えてしまいました。
下地がまた無くなったいま、今後の降雪を期待して待つことは現実的ではありませんし、ハイシーズンを逃してもただ待つだけということはリスクが高すぎるという判断もあります。
忸怩たる思いの中ではありますが、このような状況では諦めざるを得ず、この上なく残念ではありますが決断しなければならないタイミングとなったものです。
ここ数年間は「降らなさすぎ」「降りすぎ」などに翻弄され非常に厳しい道を歩んでおります。関係内外の皆様にご協力・応援いただきながら「仕切り直しのシーズン」に向けてまい進してまいりましたがそのスタートラインに着くことができないこととなってしまいました。
昨年来、新たなスキームの準備・転換も含めて関係機関との協議ご相談等も継続し経営環境の変化に対応しようと尽力しておりますが、本シーズンの影響はこれにも大きく影を落としつつあります。しかしながら、この事業が地域にとって、雪国新潟にとって必要であるという意識は変わらず強く持って努力を続けます。
最後になりましたが、シーズン前から大勢の皆様から励ましのメール・応援メッセージを頂戴しておりましたこと、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
皆様からのお声は私どもの力になりました。さまざまな施策ご提案をいただきましたことも参考となりました。今後とも皆様と我々の思いをかたちにできるよう努力を続けてまいりますので、引き続きご指導・ご協力のほどお願い申し上げます。
※本日2月15日16時現在のゲレンデです。一昨日の朝は「薄い部分に地肌が見えそうだ」という程度だったのですが・・・。