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すべっ太クンBLOG Posts

シーズン券/前売り券の対応に関しまして

本当に前代未聞の異常な気象です。
このスキー場ができて33年経ちますが、今まで少雪は何度も経験したものの、まさか1月下旬になっても営業できないなんてことはもちろん、この時期このような天候は想定外のことです。
過去営業開始が最も遅れたのは3年前の2016-2017シーズンだったのですが、これまでは遅れたシーズンは一気にドカ雪というケースが多々ありました、が、今年はその気配もなかなか現れません。

 

★シーズンパスや前売りチケットをお買い求めいただいた皆様に

 

シーズンを楽しみに待ち続けていただいている皆様におかれましても相当なフラストレーションをお抱えのことと思います。
我々としてもかつて経験の無い事態であり、スタッフ一同慎重に協議いたしました結果、以下の対応とさせていただきたく存じます。

 

ご購入いただきました本シーズンのシーズンパスならびに前売り1日券につきましては、
次シーズンも有効とさせていただきます。(現時点では営業開始見込みが立たない状況ですが営業が開始できればもちろん本シーズンも御利用いただけます)
詳しくは公式ホームページの「最新の話題とお知らせ」をご覧ください。
以下が本件判断に至った経緯です。

 

①ホームページにおいて毎日情報を更新しておりますが、現在のゲレンデは「積雪ほぼゼロ」の状況です。
②週間予報では今週火曜日と金曜以降に雪マークも出ていますが、「時々雪」程度であり大雪予報とはなっていません。
※この状況から、1月中に営業できる可能性は極めて低いと考えております。

 

③1月24日に気象庁から発表された3ヶ月予報において、2月については
1)天候:平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ないと思われる
2)気温:北・東・西日本で高い確率50%
3)降水量:北・東日本日本海側で平年並または少ない確率40%
と記されています。
もちろん予報は予報、これまで当たらなかったことも修正されたこともありますが、根拠のあるプロの予報をまるっきり疑ってかかることはできません。
※この状況は、営業方針・経営方針にも関わる事態でもあります。
ここ数年悪い気象条件が続いたため、感覚的には「そろそろまともな、もしかしたら大雪のシーズンになるか」と期待もしていたのですが・・・
2016シーズン、2017シーズンの2年続いた降雪遅れの後、2018シーズンは降りすぎ、昨2019シーズンは降らなさすぎ、と、大きなハンデを蓄積してしまっての仕切りなおしの2020シーズンのはずでした。
いくつもの課題に挑みながらギリギリの状態で準備を行ってまいりましたが、12月にもなかなか雪が降らず、年末前には「早くて年始の休暇終了ごろに一部営業可能となるかも」と覚悟しなければならなくなり、その後も降雪状況が一向に好転しない日々が続くこととなりました。
何度も何度も計画を変更し、対応作業に追われ、毎朝毎朝夜が明けたゲレンデの景色にがっかりし・・・

当初クリスマス前には営業開始という前提の計画が駄目になり、年末年始延々デスクワークで年始休暇後に営業開始した場合の修正計画に変更、その後これも意味を為さなくなり、毎週のようにシミュレーションやデータ分析にてどうやってカバーできるかなどに悩み挑み続けていました。
しかし、大寒を過ぎ本来ならば最も雪が多い時期に無雪状態で突入。

 

どのスキー場でも同じ悩みを抱えていることと思いますが、採算がとれるか、体力は持つのか、お客様はまだ動いていただけるのか、といったことを慎重に考えなければならなくなっています。雇用や仕入れなどへの影響も多大です。
様々な選択肢をひとつひとつ真剣に考えなければなりませんし、場合によっては「ある時期までこの状況が続けば今シーズンの営業をあきらめる」ことや、「最低限の縮小営業」などもその選択肢のひとつとなってしまいます。

 

など、明るい雪景色の無い冬はついつい暗いことに悩んでしまいますが・・・

 

諸作業にデータをひも解いている中で「ん?」と感じたことがありました。
地球温暖化問題は確かに大きな問題ですが、個人的にはこの気象変動は温暖化というより「良くも悪くも異常が多い」昨今の状況だと思ってきました。
気象庁のデータは素晴らしく、全国の観測地点での膨大な過去データが公表されています。
この地域では山ではなく中心街の「下関」での観測データですが、これをグラフ化してみると以下のようになります。
年ごとの冬季間降雪量の累積数値と、最も積もった日の積雪量のグラフです。

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どんどん右肩下がりに雪が減っているわけではなく、大きな波があることがわかります。
極端に雪が少なかったのが1993年と14年後の2007年、そしてそれから13年後の今年2020年。なんとなく周期に見えますし、もっといえば大きなM字の繰り返しにも見えます。
あくまでもオカルトチックな話ですが・・・。この谷を越えるとしばらく降るんじゃ無いですか!?

 

ただ、今日現在の下関での累積降雪量(2019年11月1日-2020年1月26日)は29cm。

平年値の286cmに比してたったの10%・・・・・・ショックです。

たった一日でゲレンデが・・・

異常な冬です。

昨日から土砂降りが続きゲレンデ下部はたった一日で写真のような状態に・・・。

我々にとってもこんなことは初めての経験です。他のスキー場の方とお話させていただいたりしますが、多くのスキー場が悲鳴を上げています。

お客様からも、「天気には勝てないししょうがないよね、頑張って」とのお声もいただくものの・・・、

子どもたちの参加率が上がり少しずつ裾野が拡がって来たこのエリアのお客様のモチベーションが下がらなければ良いのですが。

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現時点での予報(今夜半から一週間)はこのようなものとなっています。

もちろん突然変わることも多々ありますが、このまま予報どおりですと3連休も積雪が期待できない状況です。

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今シーズンに向けては、体力・知力を限界まで使って準備をして来ましたが、このような過去最悪の気象条件になるとは・・・。

営業準備には効率を考えながら作業を行い、積雪予想で営業開始が読めてきた段階で一気に動きたいと我慢しているのですが・・・未だ我満が延々続いています。

シーズン計画なども見直しながら、逐次状況や対応をご案内させていただきます。

 

1月5日8時現在の状況です

【1月5日8時現在の状況です】

昨日の日中は時々雪にもなっていましたが、夕方には駐車場の雪も溶けてしまい・・・やっと日暮れから徐々に雪となりました。

24時をまわった頃から一時強めに降ったこともあり、ご覧のようにまた一面美しい雪景色に!・・・なったものの・・・

夜明け前に雪は止み、積雪量としてはスキーセンター前で20cm前後にとどまっています。

地面が凍っていない上の積雪という事もありまだまだ足りない状況です。

このスキーセンター前で、整備前の自然積雪量として少なくとも40cm以上が営業に向けて必要な積雪量なんです。

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1月4日10時現在の状況です

【1月4日10時現在の状況です】

断続的に降雪は続きましたが、地表に落ちると溶けるような雪質で、積雪は増えるどころか若干減ったような状況です。

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一見するとずいぶん積もっているようにも見えますが・・・水分を含んだ雪で、実際にはやはり歩くだけで底着きしてしまうほどしかありません。

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今シーズンはエリア全体で降雪遅れが続いており厳しいシーズンインとなってしまいました。

下越エリア5ヶ所のスキー場のうち、ニノックスさんのみ昨日から営業を開始しております。(ナイター営業はゲレンデ状況不良により中止とのことです。)

1月2日15時現在の状況です

【1月2日15時現在の状況です】

多くのお問い合わせありがとうございます。

断続的に雪が続いていますが、積もった雪を減らすような、水分を多く含んだ雪です。

ゲレンデ状況としては変化は無く、山ろくスキーセンター前では8cm、歩くと足跡は地面が出てしまいます。

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現時点での天気予報では明日は雨になるかもということで、残念ながら十分な積雪となるにはまだ時間を要しそうな気配です。

 

新年明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

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12月下旬発表の気象図等からある程度予測はしていましたが・・・2020シーズンは残念ながら県内外多くのエリアが少雪でスタートとなってしまいました。

年末年始に帰省等でウィンタースポーツを楽しみにされていた方々にご参加いただけないことは残念ですが、地域の方々には今しばらくお待ちいただき、各スキー場が営業開始となれば我慢した分存分にスキー・スノーボードをお楽しみいただきたいですね。

 

1月1日10時現在。写真に写すと一面銀世界なのですが、歩くと長靴の跡に地面が出るような状態です。

“時々雪”予報も続きますが、残念ながら現時点の予報では数日で一気に増えるような雰囲気ではありません。

暖冬傾向と言われた年も、低気圧が強ければ水温が上がった日本海の水蒸気で大雪になることも多々あるんですが。とにかく強い寒気が下がってきてもらえれば、です。

 

2019年は各地の台風被害をはじめ、つらいことも多くあった年でした。我々も多くの課題を抱え、ひとつひとつに向き合ってきましたが、たまたまいただいたこの時間を無駄にしないよう準備を進めています。

2020年が良い年になりますように。

2019-2020シーズンパスポートについて

2019-2020シーズンパスポートについてのご案内

★お申し込みは公式ページ内特設サイトhttp://www.wakabuna.com/seasonpass2020/から!

 

・お申し込み後お支払(現時点では銀行振込のみ)いただいた時点で受付完了となります。
・明日9月30以降、お振込みいただきましたお客様にID番号を発行していきます。
・お申し込みいただきましたメールアドレス宛に固有のID番号を含めて受付完了をご通知いたします。

・スキー場内インフォメーションにて初回ご来場時ID番号とお名前・ご住所等の確認と引き換えに実券をお渡しいたします。
(事前にお申し出いただきシーズン直前のイベント会場などでお渡しすることも可能です)

 

●10月は大変お得な特別価格【超早割】からスタートです!

 

●今回、特に例年シーズンパスをご利用いただいている方々にはご心配をおかけしました。また、「友達に紹介して盛り上げるよ!」というお言葉もいただきました。
気持ちばかりの追加サービスですが、初めての取り組みとして(新)【ご紹介割】を設定させていただきます!
昨年に続いてシーパスをご購入いただける方でわかぶなファミリーとしてファミリー拡大にご協力いただける方に超早料金から更に1,000円割引させていただき、ご紹介いただいた「どうしようかな?」とお考えの新たなシーパスご購入者(昨年ご利用のない方)にも同じく1,000円割引をご提供。
ご紹介は昨年のユーザ様おひとりにつき新規ユーザ様2名まで有効です。
※一般パスポートとレディースパスポートが対象となります。

※お支払は人数分(2名様若しくは3名様分)一括振込でお願いします。
※一般/レディース異種パスの混合でも結構です。システム上3+3で6まで選べるように見えますが、あくまでも合計3名様分までとなりますのでご注意ください。
●今年も【親子ペア割り】の設定もございます。

 

●法人パスポートが拡大します!
これまで、無記名1名様有効という設定でしたが、企業様の福利厚生では複数枚ご購入いただくケースがありました。
今シーズンは、
①これまで同様、法人様やグループ内で日程を分けて使える1名様無記名のパスポート 法人・グループパスポート1】
(新)無記名2名様分のセットでより使いやすく、複数購入よりお得な 法人限定パスポート2】
(新)無記名5名様分のセットでより使いやすく、複数購入よりぐっとお得な 法人限定パスポート5】
休日やシフトの異なる従業員様が多い企業様には有効活用いただけると思います。

法人パスポート【超早特典】として、超早期間にお求めいただいた場合、レンタルスキーセットまたはレンタルスノーボードセットの無料利用券を①は1枚、②は2枚、③は5枚プレゼントさせていただきます!
●例年同様、各種シーパスには他スキー場様とのシーパス提携友割サービスためトクドリンクサービスなど、わかぶなならではの特典をご用意しています。

 

実質今年のわかぶな高原は明日からスタート!みなさん、スタートダッシュにご協力ください!

よろしくお願いいたします!

 

★お申し込みは公式ページ内特設サイトから!
http://www.wakabuna.com/seasonpass2020/

2019-2020シーズンについて

お客様へ
【シーズン準備開始のご案内】

皆様にどのタイミングでどのようにお知らせできるか・・・時間を予想以上に費やし、いよいよ待った無しのこの時期にずれこんでしまいました。
まず最初に、わかぶな高原の決断/決意を申し上げます。

 

★2019-2020シーズンの具体的な営業準備に入ります★

まず、週明け9月30日より、多くのお問い合わせ・ご要望を頂戴しておりますシーズンパスの販売を開始いたします!
過去ご案内のとおり、この春、簡単には対応できない予測外のことが多々生じ、多くの課題の克服・検討や折衝を繰り返してまいりました。

これまでの30年以上の営業の中、「大事なときに雪が無い」「大事なときに暴風雪による交通マヒの発生」などが何年も続くことは初めての経験であり、日帰り型スキー場の経営にこれほどのダメージが蓄積されることを身を持って知ることとなりました。

行政や金融機関からの支援体制、今後の運営体制など、ゼロから考察していかなければならないものが多くあり、その組み立てに努力を続けてまいったところです。

春の「村からの支援打ち切り」報道が為された後、本当に多くの皆様から応援メッセージを頂戴しました。ご自身の趣味・スキルアップやこのスキー場への長年の思い入れ、仲間との集いの場など様々な思いをお伝えいただき、必ず「何としてもがんばってくれ」という言葉がそこにはありました。スキー・スノーボードをなさらない方からの「絶対必要」との熱いメッセージもありました。

皆様からのたくさんの、強いメッセージを本当にありがたく受け止め、「我々があきらめるわけにはいかない」との決意で新たな仕組みづくりに取り組んできたものです。

 

とにかく第一に考えていたことは「将来に向かって継続できる事業モデル」の構築です。次の世代のお客様、次の世代の営業スタッフにも安心してつなぎ続けられることを念頭に置いて行動してまいりました。営業方針・施策の内容以上に日帰りスキー場では気象条件が営業成績に及ぼす影響が多大であり、長期的に考えると、所謂“良いとき”と“悪いとき”の差が開いたときに対応できるような体力が求められます。
今回、はじめてご挨拶させていただくこととなった金融機関の方々をはじめ、個人・法人問わず様々なかたちでご協力を賜り、新たな仕組みづくりに挑んだものです。
当初予定では、遅くとも8月中に確定させてすぐに皆様にご説明、安心して気持ちを新たにお客様とともにまた歩んで行こうというように考えていました。

しかしながら、物販や製造業などの企業とはその仕組みや公益性、地域経済への影響など大きく異なる部分も多く、特殊な案件とも捉えられ“地均し”に時間を要すことも多々生じました。結果的に目標としていた8月中に「確定」とはならず、その後も早急にと走り続けることとなりました。

 

9月に入り、お待ちいただいている方々からのお問い合わせにも「待っています」「信じています」「頑張ってください」との声が相次ぎ、「確定を待って万全な状況になっての動き出し」をいつまで待てるのか、しかし中途半端な状態で動き出すリスクは大きい・・・だがすでにただ待ってくださいと言い続ける時期では無い・・・、と日夜悩み続けたのが事実でもあります。

 

前述しましたように、「将来に向かって継続できるビジネスモデル」の確立には正直現時点では間に合っていません。しかし、これに向かっての準備は進行しています。シーズンインまでにこれが確定することを信じ推し進めながら踏み切るという判断です。
もともとワンシーズを積み重ねるというスタンスではなく長期的な安定を前提としていたため、スタートの仕方が当初想定と異なることも事実です。ただ、時間だけを使ってせっかくの取り組みが確定した時にはすでに遅し、、、となるわけにもいきません。

 

改めて、これまでのことを整理し、熟考し、営業準備にかかるべきという結論を導き出しました。
ここまで想ってくださるお客様を信じたい、そして今新たな取り組みにご協力いただいている方々を信じたいという強い気持ちを持つべきだと。確実・絶対という言葉を待つだけではなくやり遂げるという強い意志で立ち向かうことも必要だと。

 

これまで大きくご心配・ご迷惑をおかけしたお客様、取引先の方々、スタッフのみんなには、できるだけ早くすべての問題をクリアにしてと活気のあるシーズンインを迎える必要があります。これはとにかくお客様からのご理解とご協力からはじまるものです。

明日より、走り出しながらさらに様々な困難に立ち向かう場面も出るかもしれません。もしかしたらプランA・B・C…と、より効果が得られる取り組みも考察する必要もあるでしょう。
まずは我々が動き出せるようにここ数年で蒙った負の部分の整理とシーズンインの準備につなげるべく、多くのお客様が来ていただけると具体的に自信が持てるもの・・・スタートはシーズンパスの販売です。

 

勿論これまで同様、これまで以上にご利用いただいた方にはご満足いただけるよう精一杯努力してまいります。皆様の力をお貸しいただき、ともにこの事業を盛り上げていきたいという心よりのお願いを申し上げます。

 

この一週間だけでも、お電話いただき資金援助の案までお話しいただきましたO様、お忙しい中署名活動までしていただきお送りいただいたK様、他にも個別にメッセージを頂戴した多くの方々には、お気持ちを心よりありがたく受け止めております。これまで相手様があることもあり交渉内容や経過についてお話できない部分があったことなど、ご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます。

 

まだまだできること、もしかしたらご協力いただけることも多々あるかもしれません。様々な地域・年齢・ご職業の方々から応援のお言葉、「何かできることがあれば・・・」といったお言葉も多くいただきました。今はバラバラですが、シーズンに入ることができればもしかしたら組織だった集まりでより多くの皆様のお知恵、お力を頂戴し大きな力にできることもあるかと考えています。

 

不安を持ちながらの見切り発車と捉えられるかもしれないことは承知しておりますが、やはりこの火を消すわけにはいかない、なんとしてもという気持ちを持ち続け、同時に皆様のご理解ご協力を賜りたく存じます。

 

長文失礼いたしました。

 

本日9月29日昼ごろ、明日よりのシーズンパス超早割り販売について告知させていただきます。是非ともよろしくお願いいたします。

 

わかぶな高原スキー場

 

 

わかぶな高原スキー場をご心配いただいている皆様へ -6月-

前回、我々が置かれた現状や考えなどを説明させていただきました。その後の状況についてご報告させていただきます。

 

まず、引き続き皆様からは大変多くの応援メッセージ、温かいお言葉を頂戴しておりますことを心より感謝申し上げます。「あきらめずなんとかして存続を。地域経済の疲弊を食い止めるためにも絶対に!」という声を多くいただいております。また、個人様・企業様から具体的な営業協力や支援などの申し出もいただき大変ありがたく感じております。
かたや、「血税をスキー場に投入する」ことに対する意見があることも当然存じております。ただ、これについては、前回述べさせていただきましたように「観光事業として地域の外から“外貨”を集め、商取引や労務費により血流として地域に循環させる」という仕組みによってこの税収自体にも寄与するモデルであると考えております。プラス効果とマイナス効果を相殺して「プラス」になると言う考えの下これまで村にご協力いただきながらこの事業を継続してきたものです。

 

今回、村からの支援打ち切りが発表されたことを発端に村の方針とメインバンクの考えに乖離が生じることとなり、予定された資金計画が3月末の1週間で180度転換されるに至りました。あまりに突然のことで我々としても大きくとまどうこととなり、協議は続けたものの当然のごとく村の判断に我々が口を出せるものでもなく、春以降全く別の手法での考察を含めて新たな関係機関等との折衝も行ってきました。

基本方針として
1. さしあたって村からの資金的な援助を考慮しない。
2. 従業員、取引業者様を守り、お客様にご迷惑をおかけしない。
ということを最優先としています。
1.については、村では現状これまでのような観光に対する予算上の支援などが期待できないことが現実でありますが、「スキー場自体はあったほうがよい」という村長のお言葉もあり、これまで同様誘客のための営業協力等は引き続きお願いしたいと思っております。
2.については、これまでの考えと変わるところではありません。

 

企業構造の変更を含むさまざまな手法を検討協議してまいりました。M&Aなどについてもお話はいただいておりますが、この事業は本来利益を追求するというより地域貢献に主眼を置いたプロジェクトとして続いてきており、収益目的である投資の対象としては「旨味」が高いものでは無いことも事実です。また、お客様や取引先様への影響も精査しながら検討を行っております。

 

喫緊の課題は当然ですが資金調達であります。唯一の取引銀行=メインバンクである地元信用金庫様にはこれまで多大なる協力をいただいておりましたが、これは「村と一体の事業である」という判断からでもあり、前向きに進めることが困難となりました。

その中で、先月より営業協力と資金調達協力に真剣に取り組んでいただける新たな金融機関様とお話を進めさせていただいています。新たな取り組み・計画に基づきこれまでにないビジネスマッチングなどを含む営業支援を提示いただき、攻めの営業ができる資金調達も含む計画です。特にこの4シーズンの異常気象により蒙った負債分も含めて一括調達し組み替えることにより再びチャレンジできる土台となるものです。
現時点で固有名詞や具体的な手法については公表できませんが、新たな計画書によってステップが進んでいます。動く資金が莫大であることもあり、実行が8月頃とも推定されるのですが、ある意味「そこまで持ちこたえて」という状況でもあります。
当該金融機関様では、これまでのスキー場の状況や営業方針、実績を吟味いただき、「地域創生・活性化に必要な事業」というご判断のもと支援意思を頂戴しております。
昨年度の計画の前提には「気象変動によるプラスマイナスを長期で均して考える」ということがあったのですが結果として計画1年次を待たず崩れてしまったという経緯があります。今回、新たな取り組みを含む計画では長期間に亘りこれに対応できるような仕組みもあり、現状ではこの手法を最優先に取り組んでおり、まさに今日も朝からこの実行に向かっての作業を行っているところです。

 

ご心配いただいておりますお客様、関係者の方々、取引先の方々には大きく不安を与え、ご迷惑をおかけしておりますが、日夜努力を続け前向きに取り組んでおりますことをお伝えし、何卒今後ともご理解ご支援を賜れば幸いでございます。

 

なかなか「ホワイトナイト」のような大きなご支援をいただけるとは思っておりませんが、「今を乗り切るため」に、現状を鑑みて現実的なご協力を賜っている方々にはこの場をお借りして心から御礼申し上げます。
また、今後事業の基盤を揺るぎ無いものとするには皆様のご協力が不可欠でもあります。集客手段へのご協力や異業種様とのコラボレーションなど、今後更なる付加価値を高めていくためにも可能性があるものには前向きに取り組んでいきたいと考えておりますので、是非お声掛けいただければ幸いです。

 

 

わかぶな高原スキー場をご心配いただいている皆様へ

わかぶな高原スキー場をご心配いただいている皆様へ

 

皆様からはメールなどにより大変多くの応援メッセージ、温かいお言葉を頂戴しております。可能な限り個別に返信させていただきましたが、この場をお借りしてまずは心より感謝申し上げる次第です。

 

種々の調整、折衝過程でこれまで沈黙を保たねばならない状況が続きましたが、5月を終えようとしている今、このままでは皆様の不安をただ増大させることにも繋がりますのでまずは現状、進捗状況をご説明させていただきます。

 

皆様ご存知のように、村からの支援打ち切りが発表されたことは当然のことながら当スキー場事業に及ぼす影響は多大であり、その対応に追われておりました。

今回最も大きな問題が生じたのは、村の考えとメインバンクの考えに乖離が生じたかたちに進行してしまったことでした。
ご存知のようにこの事業は天候/降雪条件が及ぼす影響が多大です。このエリアでは過去4年について、最初の2年間は異常暖冬により1月10日以降の営業開始となり、その翌年は災害レベルの豪雪を含む厳しいシーズン、そしてこのシーズンは序盤と終盤が極端な少雪で推移することとなり、この間想定された来場を大きく損ねることとなってしまいました。いつでも行けるという日帰り型スキー場の弱点でもありますが、条件が悪い場合極端に動きが減速するというデメリットが大きく表れたものです。過去4シーズンの平均入込は45千人となり、その前4シーズンの平均60千人に対し4分の1を欠く数値となっています。
昨年春以降、厳しい状況となった直近3シーズン(2015-2017年度)をふまえて新たな経営計画策定に着手しました。これは村から要請もいただいたこともありメインバンクやコンサルタント等の協力を得て前向きに準備を進めたもので、種々の見直し等で当初予定された実行時期から遅れは生じたものの3月には資金調達も含んだ計画がスタートすることとなっておりました。
しかしながらこの間に村では緊縮財政施策が進行しており、「スキー場に対する支援を今後行わない」とされたことがこの計画の停止に繋がることとなってしまいました。メインバンクとしては、これまでの歴史からも「村営ではないものの村と一体となって地域貢献する企業」との認識で地域への支援という位置づけによってチームで協力体制を組んでいたものが、この前提自体が崩れることになったということでした。
この件を知らされたのがスキー場営業終了後、3月末まで残り1週間というタイミングでありこの時点から関係機関と様々な折衝を繰り返すこととなったものです。この影響はグリーンシーズンのレストラン営業施策にも当然影響を及ぼすこととなりましたが、まずは現状を乗り切ることを最優先に行動を開始しました。

 

メインバンクからは村の考え方次第というお話もいただいていたため村長には我々の想いや過去の経緯などを含め真摯にご説明させていただきましたがなかなか解決に至りませんでした。我々としては協議を継続しながら全く別の手法での考察を含めて新たな関係機関等への折衝なども並行して行ってまいりました。

今年はG.W10連休の影響などもあり検討・協議に時間も要し5月中に間に合わなかったものの、いま、具体的なかたちが見えてきており詳細協議に入っています。相手様もあることですのでまだ詳細は控えますが、我々が望む方向での決着に向けて前向きに進もうとしています。
我々が望む方向とは、このスキー場が存続し愛され続け、この地域全体で、観光に、スポーツ振興に、教育に寄与するかたちです。天候リスクを回避するための別事業での補完など、新たなプログラムの構築なども視野に入れます。

 

今回の件では、個人様・企業様から、「我々にできることがあったら言ってほしい」「こうしたらどうか、こうできないか」というようなお言葉を非常に多く頂戴しておりますが、現状、事業の組み立ては会社としての責務であり精一杯努力を継続しておりますので、具体的な内容が確定したおりには事業を盛り上げていく方向での協力を賜ればと思っています。これまで共に尽力いただいた従業員や関係取引先様を守るため、ご迷惑をおかけしないためにも鋭意努力をいたしております。

 

地方公共団体では財政健全化の取り組みが必須の時代となっており、その中で予算規模削減などの対応を否定するところではありませんが、準備のないまま突然のことに我々ではすぐに対応できかねる事態となっておりました。時間は要しておりますがいま明るい道も見えてきたことをご報告し、今後ともご理解ご支援賜りたくお願い申し上げるところでございます。

 

蛇足ではありますが、本事業に対する当社の考え方は以下になります。

 

1.観光の中心・広告塔としての意義
このスキー場の他に観光目的地に値するものとしてこの村にあるのは「温泉」「渡辺邸」「キャンプ場」程度です。スキー場来場者は村の年間観光客数の約10%程度ですが、立ち寄り若しくは地元利用型の「日帰り温泉ゆ~む」や、経済消費を殆ど伴わないハイキング・登山客を除くとこの率は約25%となります。3ヶ月でこの村全体の年間観光客数の4分の1という数値を得ていることとなります。当然売上規模もこの中では非常に大きいものです。
また、認知度が高いこともあり、観光来場のきっかけとして機能するようこれまでも印刷物・テレビ・ラジオ等で村の施設や特産品などを紹介してきました。効果は少なからず生じているものと考えます。

 

2.この地域ならではのビジネスモデル
大きなスキーエリアでは無く人口約5,500人の村にある、来場の8割以上が新潟市内近郊のお客様という日帰り型スキー場です。
原材料の地域内での仕入れ、地元住民の雇用を意識する「域内調達率」が高いモデルであり、地域の持続的な経済循環を生み出すことにつなげる目的があります。
・雇用に関しては、「従業員の所得増」が「買い物、飲食などの消費増」につながり、この消費需要を満たすためにさらに食品や日用品など、直接的には関係がないように見える産業の生産も増加させ、新たな需要は波及効果として波紋を起こすように影響が多方面へ及ぶと考えます。
・このスキー場では、観光事業として地域の外から“外貨”を集め、血流として地域に循環させるという意識を強く持っています。

 

3.雇用の考え方、産業への寄与
「出稼ぎをしなくてすむ」というスキー場開業時とは時代背景が変わりましたが、農業従事者を中心に冬場は仕事が減ることは事実であり、スキー場ではこれからの農業を担う世代の就労も多くあります。この地域の中心産業である稲作においては、農業法人への転換や生産集約など大きな流れが現れていますが、これに対しても冬場の就労は寄与する部分があると考えています。
村の雇用の場としては、企業の生産拠点海外移転や公共事業の減少などもあり就労の場が減少しています。スキー場では、スクール臨時講師なども含むと毎年のべ100 名以上の雇用があります。
現実として、若者は都市部に魅力ある仕事を求め転出してしまう傾向もあります。学生アルバイトにも多くお手伝いいただいていますが、接客を学ぶことで社会に出る前の訓練という価値も高いと考えています。

 

4.スキー場産業の将来像
参加人口については、レジャー白書の資料をもとに報道資料などでクローズアップされがちで、スキー人口は減っているという認識を持つ方が多いと思います。近年では「下げ止まった」「回復基調」という言葉も使われ始めていますが、ただ、それ以前にこの数値のサンプルは当然人口の多い首都圏・大都市圏の寄与する部分が大きく、しかも「シーズンに1回以上参加した」総数です。言い換えれば、リピート率が高ければゲレンデには人が多くなり、参加回数が低ければ実際の来場数は低くなります。
我々は、こういった発表データだけではなく可能な限り生の数値による分析を心がけています。
新潟県では観光統計として「参加人口」ではなく「来場者数」のデータを公表しています。近年では来場者数は主に天候ファクターによる数パーセントのプラスマイナスを繰り返しておりますが、我々がメインターゲットとさせていただいている県内客に目を向けると、10年以上前は全体の5分の1程度であったものが4分の1に、実来場数でも近年110万人から120万人の間で推移しています。県外客の中にはインバウンドの伸びの影響が含まれることを考慮すると、県内客の来場・参加割合は実際増加していると考えています。
新潟市は他の雪国圏の都市に比してスキー・スノーボード参加率が従来低い地域であったこともあり、近年このエリアに限っては「参加人口」も増大していると分析しています。実際に我々も十数年前から取り組んできたこどもたちの参加促進策に効果は大きく現れており、いくつかのスキー場で取り入れている雪マジ施策の効果も出ているでしょう。
前述のように、本シーズンは序盤と終盤がひどい状況であった影響が大きかったものの、ハイシーズン部分の比較では対前年比24%増の入込を得ており、“動いていただける潜在人口”は間違いなく存在すると考えています。 日帰り型スキー場では天候に大きく左右されることは間違いありませんが、かたや、近隣のユーザ中心となるためリピート率を高めることができる可能性も秘めています。
雪国文化として、スポーツとして、自然に触れ合う場として業界全体で参加人口を増やす努力を継続し、各スキー場がリピート率を高めるべく価値ある取り組みを講じることでこのエリアの来場はまだ増大させることができると考えております。
近年の気象状況が「異常」なのか、「正常」となるのか、長期的には平均化されるのかなどは確かに誰にも判断できません。これまで、暖冬といわれた年が海水温の上昇により豪雪となることもありましたし気温が低いだけで降雪量が少ない年もありました。
気象リスクに対処できる事業展開、そして施設維持への修繕投資などの課題は存在しますが、これらを含めて再度全体的な計画に臨めばビジネスモデルとして成り立たせることは可能だと考えています。

本来、スキー場のような資本投下型の観光事業には我慢よりも投資が重要なファクターだとも考えていますが、まずは現在の課題を乗り越え体制を整え、修繕ならびに新規投資が行えるかたちに向かってく必要があると考えるところです。

 

これまでの歴史で、当社は村からの要請を受け真摯に本事業に取り組んでまいりました。我々は村と一体となってこの地域に貢献したいという気持ちを変わらず持っておりますが、取り巻く環境の変化に対応せねばならないことは現実であります。
このたびは応援いただく皆様からのお声があまりにも大きいことに感謝すると同時になんとしても乗り越えなければという責務も強く感じています。豪雪地域の冬を寒くて辛いだけではなく明るい世界にするためにも我々の本事業に対する想いをご理解いただきたく存じます。

Copy Rights (C) わかぶな高原スキー場 All Rights Reserved.